そしてまた

何度も腕枕してくれたり

後ろから抱きしめてくれたり

抱き寄せてくれながら

一緒に眠りにつき

朝方仕事に行く準備をしながら

ゆきの寝顔を見る。

可愛いなーなんて思いながらも

ゆきも朝から用事があったから

起こしながらジャれる。

「後〇分で出なきゃだよ」

て言うと、嫌がるゆき

『海外(一緒に)行く？』

「行かない笑」

『えー』

「職ないし笑」

離れ難いと思ってくれてるのかなって

凄く嬉しかったけど

今の仕事や生活を捨てて

ゆきと行くなんて

それこそ夢物語でしかないと思う。

私は私の現実をしっかり生きなきゃ

『一緒に(お家)出ない？』

「出ない笑

   まず私は駅使わないし笑」

ギリギリまで

一緒にいたいのかなと思い

マンションの下まで送っていくことに

「長い時間いれたねー」

『そうだねー

   海外に行ってもよろしくね』

「もちろん」

ご飯の時も

日本との時差を考えて

いつ連絡を取れば良いのか

考えてくれてた。

続ける気でいてくれる事が

私の気持ちを強くする。

「ゆきって嫉妬するの？」

『そりゃするよ

   ご飯や合コンとか別にいいけど

   全く知らない人と

   ２人でご飯とか言われたら

   俺は怒ると思う。

   まぁでも嫌な事されたら

   もういいやって俺は去る方だから

   海外行っても連絡マメじゃないから

   そこは先に謝っとくね！』

なんて言われてしまった。