雪ととる

遠距離(海外×日本)になると分かっていて付き合い始めました。遠距離恋愛となるのか、想い出ブログとなるのか…。

大号泣

酔ってたし疲れてたし

冗談を冗談だと受け入れられなかった

 

私がいる前で女の人達が

私と付き合った理由をゆきに問う

 

ゆきは端折りながらも

『一緒にいて楽しいから』と伝え

 

「タイプだったのね」と

女性から言われると

 

『全くタイプではないです』と。

耳を疑ったと同時に

ゆきに可愛いと思ってほしくて

努力しているのが無駄に思えた。

 

皆が帰ってゆきと話をすると

結構なダメージを受けてたんだなと

次から次へと涙が溢れて

止まらなかった

 

それを見て焦るゆき

 

ゆきは素直になれなくてって

『傷付けて、泣かせてごめん

   本当にタイプじゃなきゃ

   付き合ってないし

   なかなか付き合おうなんて

   俺から言わないんだからね

   顔だけで選んだわけじゃないって

   そう言いたかったんだ』

 

「私は自分に自信なんかないし

    可愛いって言って欲しくて

    努力してるのに

    今日だって飲み会後に

    会いに来たのは記念日だったから

    もっとタイプで

     一緒にいて楽しい人なんて

    他にいるんじゃない?」

 

『違う、トトが良いんだよ

   トトが離れてくのが怖い

   本当にごめん

   泣かせると心が痛い

   手離したくない』

 

「ゆきはすぐ傷付けてくるし

   私はそれにすぐ怒る

    好きだけど

   合わないのかなって思う」

 

『そんなこと思ってたの?

    俺はもっとトトに俺のこと

    好きになってほしいんだけど』

 

「もっと大事にしてほしいんだけど」

 

『グサッとくる

   こんなにも好きなんだよ

   トトに一緒にいてほしい』

 

途中「帰る」と発言した私を

ゆきは『帰らないで』と

必死に引き止めてくれた

 

『ワガママ聞いて、帰らないで』

 

「一緒にいても楽しくないでしょ」

 

『俺はトトと一緒にいたい』

 

何度も抱きしめてキスをして

離さないと言わんばかりに

苦しくなるくらいの力を込めて

何度も何度も謝って

気持ちを伝えてくれた

 

ゆきは可愛くてズルい

 

『俺のこと嫌い?』

 

「ううん」

 

『好き?』

 

「嫌いになれれば楽なのにって思う」

 

『本当にごめん、気を付けるから』

 

「それ前も言った」

 

『ごめん、傷付けたいわけじゃない

   俺の言葉が下手くそだから

   嫌わないで』

 

たぶんゆきは別れるって

言われると思ったんだろう

私とこうしたい、あそこに行きたい

突発的に何の脈絡もなく

未来の話をしてきた

 

笑っちゃった私の負け

ゆきが好きだから傷付いたこと

分かって欲しかったから

今回いろいろ話せて良かったのかな