雪ととる

遠距離(海外×日本)になると分かっていて付き合い始めました。遠距離恋愛となるのか、想い出ブログとなるのか…。

話し合い

『いろいろ考えてしまう』

 

というゆきのLINEに対して

たくさんたくさん考えて

今伝えないとダメだと思い

言葉を選んで返信した。

 

「私も考えてないわけじゃないよ?

   でも今好きな状態で

   別れるなんてありえないし

   出来ることはしよう

   って思ってるけど」

 

「待つとも言えないし

   先の事なんて分からないし

   でも先が繋がっているなら

   って思うし

   繋がる努力はしたいって思ってる。」

 

「ゆきは何をそんなに考えてるの?
   私はゆきが海外に行くのは

   分かりきってた話だし

   したいことがあって

   行動にうつせる人は

   そうそういないから

   頑張ってほしいし、応援してるよ?」

 

「私はゆきがいるから

   自分もしたいこと頑張ろうって

   もっとやりたい事見つけよう

   って思ったけど

   私がいるから海外でも頑張ろうって

   先に繋がるようにって

   そう考えるんじゃなくて

   

   私が重荷になっているんなら

   別れた方が良いと思うよ」

 

「今結婚だー子どもだーて考えても

   仕方ないと思うし

   結婚したい!て遠距離続けても

   無理になるかもしれないし

   結婚しないだろうなーて思ってても

   するかもだし

   そうそうにどっちかが

   諦めちゃうかもしれないし

   そのまま繋がってるかもしれないし。

   出来たら産むって言っただけで

   今結論出して欲しいほど

   結婚も子どもも焦ってないよ私笑」

 

“別れた方が良いと思う”

この言葉を言うのは相当勇気がいる。

一瞬送信を押すのを躊躇った。

 

でもゆきの未来を考えると

私が重荷になっているなら

一緒にいたくないと素直に思えたから

結局告げることに。

 

『長文書いてくれたけど

   別れない方向でよろしく。』

 

「え、ちゃんと読んだ?笑」

 

『読んだよ笑

   焦ってないなら良かった

   俺長文書くの苦手だから感じて笑』

 

「私は一言も自分から

   結婚の話も子どもの話も

   してないけど」

 

『うん、それな。俺だけだわ。』

 

「ただ『しない!』て言い切られると

   それこそ付き合っている意味あるの?

   て思っちゃうけど」

 

『今はないってことね』

 

「とりあえず続けていきたい

   とは思うよ」

 

『それは同じです』

 

「私これでも一応大人なので

   ゆきの心情・心境は

   100%分からなくても

   理解しようと思っています笑」

 

『トトの考えが知れて良かった』

 

お互い気持ちの落とし所が

良い具合に見つかったのかな。

そして出した結論が

お互い同じで良かった。

 

 

反省を活かして

先日少しもめたからか

この前来た時に

きちんと遅れる旨をLINEしてきた。

学習していると感心笑

 

駅まで迎えに行き

髪の色を変え

さっぱり切ったゆきを見る。

可愛くてかっこよくて

今の方が好きだな。

 

お土産にお鮨を買ってきてくれて

私はゆきが来る前に

日本酒を買ってきたから

一緒に飲もうとすると

ゆきも日本酒を買ってきてくれた。

 

酔っ払いながらも

今後のことを話し合う。

 

『俺は3・4年は結婚する気も

   子ども作る気もないよ

   トトは俺が行くことどう思ってるの

   どうしていきたいの?』

 

と聞かれ、突然の事に反応に困る。

続けていきたいとは思うけど

中途半端な事は言えない。

 

自分の事を考えると

適当な事は言えないから

当たり障りのない答えを告げたけど

ゆきは腑に落ちていない様子だった。

 

私はゆきの言い方に

付き合っていくべきなのか不安になり

また深く考えるようになった。

 

次の日寝坊した私はゆきに起こされ

慌てて用意をして出勤した。

 

何度も好きだと言ってくれる

ゆきに対して好きだけど…と

反応しづらくなっていた。

 

昼間にゆきからLINEが入る。

 

『やっぱり昨日の話

   いろいろ考えちゃう。』

 

 

不機嫌

日付が変わる前に

会いに行きたいなと思う。

 

そう言われたから

日付が変わるまでに

全ての用意を終わらせたのに

連絡はなく

日付が変わっても来なかった。

 

ふてくされ軽く寝ていると

今から向かうというLINEが

 

着いた頃には私は不機嫌で

「遅れてもいいの

   遅れてもいいから

   連絡くれても良いじゃない」

 

でも考えてみたら

ゆきは願望を述べただけで

約束をしたわけじゃなく

私が勝手に期待しただけだなと

気持ちの落ちどころを探した。

 

ゆきは何度も謝ってくれて

『良かった、機嫌直って』と安心。

 

『もう後少ししかいれないね』

 

「共通の友人に何か言われた?」

 

『今のうちに別れたら?て。

   結婚か別れるかでしょって

   言われたけど

   どっちも今の気持ちにないんだよね

   好きだから別れたくないし』

 

「私も同じこと言われたし

    同じことを思うよ。

   好きだから別れたくないし

   出来ることなら続けたいって。

   ただ良い歳だからね笑」

 

『そこなー笑

   お互い良い歳だから

   あんまり時間かけられないなって

   そこはちゃんと考えているから

   それに俺は浮気はしないから』

 

この話をする時間がほしくて

今日を楽しみにしていたのに

早々に寝てしまった

ゆきを横目にブログ更新。笑

 

 

眠い

ほぼ寝ずに会いに行ったから

ゆきと会う頃には

本当に眠たくて眠たくて

 

それでもこの時間まではって

思っていた時間まではほぼ起きてた。

 

ゆきから鍵をこっそり受け取り

先に部屋に戻る。

 

昨日の睡眠を取り戻す為に

ゆきが帰ってくるまで

しばしの睡眠を…。

 

そして自然と目が覚め携帯を見ると

 

『今から帰るから待ってて』と

数10分前にLINEが。

 

そろそろ着く頃かなと思っていると

玄関が開く音がして

『ただいまー』とゆきが帰ってきた。

「おかえりー」と返すと

すぐに用意を終えて隣に寝転ぶゆき。

 

ゆきは必ず一緒に寝る時は

腕枕をしてくれる。

そして抱き寄せて抱き締めてくれる。

 

しばらくすると

すぐ寝てしまったゆきを見て

私も眠りにつく。

 

朝目が覚めて

ゆきと一言二言交わしてまた寝て

というのを繰り返して

私はだんだん目が覚めていく。

 

「いつも腕枕してくれるけど

    重たくないの?」と聞いてみる

 

『トトの頭は軽いし

    トトといる時はこうしたい』

なんて言ってくれた。

 

時計を見て

朝から出勤の私は用意を始める。

 

『もう行くの?』

『まだ時間あるでしょ?』

『もっと一緒にいたい』

『電車1、2本遅らせたら?』

 

なんてワガママを言う

ゆきが可愛かった。

 

今日は夜にゆきが泊まりに来る。

出発前にゆっくり出来る最後の日。

 

ゆきが周りの人といる姿を見ると

どうして私を好きになり

付き合っているんだろう、と思う。

 

 

今日も

用意を終えてゆきに会いに行く

『寝た方がいいんじゃない?』

て言われたけど

皆が送る最後の日だから

限界までは参加したいと思う。

 

『俺があげたタオルちゃんと使えよ』

なんて上からだけど

気持ちがこもっていて可愛くなる。

 

『トトの誕生日は

   どうお祝いしようかな』

なんて考えてくれるのが嬉しい。

 

ゆき。

前にも書いたけど

ゆきはきっと

新しい事を始め新しい人達に出会い

たくさんの刺激を受けるから

私に構う余裕や気は回らないと思う。

 

なんとなくそう思う。

そしてそれは仕方の無い事だとも思う。

 

忘れないで、なんて

口が裂けても言えないけど

たまに思い出してほしい、なんて

ただのワガママなのかな。

 

ゆき。好きだよ。

ゆきが笑って楽しく過ごせますように。

 

 

紹介

会える日は

無理してでも会おうって決めた。

 

だから昨日は

仕事後にお風呂に入り

そのまま朝までゆきといた。

 

大勢の人がゆきを

お見送りの為に集まっていて

なかなか話せる状態じゃなかったけど

 

ゆきの従兄弟と弟が会いに来ていて

きちんと私を紹介してくれた。

 

『海外に行くことをどう思ってるの?』

なんて聞かれたけど

 

「最初から行くこと分かっていたから」

と答えるしかなく

 

『今はSNSとかあるから

   連絡は取れるもんね』と

励ましてくれたのかな。

 

ゆきは私といると

意地悪だけど甘えたになる。

それが可愛くてつい襲っちゃう。

 

「皆でいる時より

   2人でいる時のゆきの方が好き」

 

『違う?』

 

「うん、2人でいる時は

   ゆきだけどゆきじゃない」

 

後ろから抱き締めて

 

「後3、4日しか一緒にいれないね

   分かってた事だけど

   やっぱり嫌だね」

 

『うん、そだね。』

 

「このひと月半ほぼ一緒にいたのに

   しばらく触れられなくなるなんて」

 

『お前の行きたい所は

    ほぼ連れて行ったからな』

 

「えらそーに笑

    でも嬉しかったよ」

 

『俺も楽しかった』

 

楽しくて楽しくて寂しい。

 

浸る

この3日間ほぼゆきと一緒にいた。

たくさん写真も動画も撮って

思い出もたくさん増えた。

 

旅館では私より先に寝たゆき

寂しくなって

ゆきの布団に潜り込んで寝た

朝方『トトさん』と起こされ

 

『俺いつ寝ちゃった?』と

寂しそうに聞くゆきに対して

「私が髪の毛乾かしてたら

   もう寝てたよ

   だからゆきの布団に入っちゃった」

 

『可愛いね

   でも俺そんなに早く寝ちゃったのか』

と、凄く残念そうだった。

 

たくさんくっついて

お互いの気持ちを確かめ合う様に

 

『トトは綺麗よりも可愛いだね』

なんてサラッと言ってくれたりして

 

重い荷物だって

『重かったら持つから

   言ってきていいんだからね』

なんて心配してくれて

結局言わない私を見かねて

持ってくれるんだよね。

 

何度も写真を見返し

『あー楽しかったなー

    良い思い出出来たよ

    お前と一緒なら俺は何でも楽しい』

 

なんてさ…泣いちゃうわ。

 

サプライズ成功したお礼なのか

ゆきは私に水族館での思い出をくれた

 

人へのお土産しか買わない私に

『これはトトの分』って

渡してくれた。

 

『もし子ども出来たらどうする?』

 

できないと思うけど

そういう質問をしてきたから

 

「産むよ」と答えると

 

『それは困る。

   数年後なら良いけど

   俺今養えないもん』

 

「シングルマザーになるわ」

 

『それ1番嫌だわ』

 

「だっておろすって事は

    殺すってことだよ?

    私にはそんなこと出来ない」

 

別に責任を取ってほしいわけじゃない

ゆきが育ててくれないなら

私が育てるだけだし。

 

簡単にいかないことは分かってる。

でもどうかんがえても

そんな選択肢は私には無い。

 

てか…出来てから考えよう。

 

後5日

私はきっと泣くんだろうな