変化
次に会った時も
大勢でいる時だったけれど
少しだけゆきの態度は緩和されてた。
安心したのもあり
普段それほど酔っ払わないのに
酔いが回って動けなくなった。
そんな私を見て友人達は
ゆきに私を任せて帰って行く…。
酔っているのを言い訳にして
ゆきに甘える事にした。
「どうしてこの前冷たかったの?」
『皆いたからさ
どういう風に接したらいいのか
掴めなかったんだよ
不安になったからLINEくれたの?』
「そうだよ」
そう告げるとまたキスをしてくれた。
酔いが周り水を飲ませてくれて
少し良くなった所で
またゆきと関係を持った。
ゆきが旅立つまでの間
こういう関係で傍にいられるのかな
とふと思っていたら
ゆきは意外に真剣に考えてくれていた。